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ミューズのひとり、バロック期の女性画家から着想を得て

そんな「マニフィカ」コレクションのジュエリーやインスピレーション源となったミューズ、珠玉の石などについて、ルチアさんにお話をうかがいました。

「ブルガリのジュエリークリエイションを象徴づける3つの要素は、デザイン、クラフツマンシップ、そしてジェムです」と語るルチアさん。指輪 ブランド日本の女性に詳しく紹介したいジュエリーは? という問いにまず挙げてくれたのが、「プロディジャス カラー(Prodigious Color)」です。


「プロディシャス カラー」はピンクゴールドにカボションカットのアメシスト、シトリン、ルベライト、ブルートパーズ、ローズクォーツをセット。5つの石を、ペイズリーを思わせる流線型にカットされたパヴェダイヤモンドとグリーントルマリンが囲みます。
「3要素を兼ね備えた“ブルガリの代表的なクリエイション”のひとつで、アルテミジア・ジェンティレスキというバロック期の画家の作品にインスピレーションを得たネックレスです。彼女の人間性、生き方、そして強さに魅了され、本コレクションにおけるミューズのひとりに選びました」

ジェンティレスキは17世紀に活躍したカラヴァッジオ派の画家で、作品を通して女性が社会で果たしている重要な役割に新しい光を当てました。

「このネックレスでは、5石の色石に施したカボションカットの柔らかな曲線で、彼女の絵画に見る色の柔らかさを表現しています。ミューズから着想を得たジュエリーのなかでも、ブルガリらしさが凝縮されている一点です」

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